落花生の栽培方法

落花生はどのように実をつけるかご存知でしたか。落花生は地上にぶら下がってなるのではなく、土の中にできます。落花生の栽培方法をご説明します。


始めに プランタン写真 「花壇、畑は確保できない。ベランダで栽培したい」という場合はプランターを使用。土はかたすぎないよう軽く耕しておく(腐葉土、肥料を混ぜればより望ましい)。
種まき 種まき 一般的に外気温が20度を超える5月中旬〜下旬にかけて播種(種播き前には、土をしっとり湿った状態にしておく)。土のなかに種を横置きし、指で3cm程度の深さに押し込み土をかける。発芽まで水やりはしない。
発芽 発芽写真 4日〜 1週間ぐらいで発芽。この時期から水をやる。ただし毎日やる必要はない(落花生が多少し おれていても、水をやるとすぐに元気に)。水やりは、陽差しの強くない朝方に。
花が咲く 落花生の花 種を播いて40 〜 50日たつと、黄色い小さな花が咲く(朝方咲き昼頃にはしぼむ)。2 〜 3日すると、おちた花芽からひも状のものが伸び(子房柄という)、これが伸び続けて土中に入ると、その先端が膨らみ落花生の実をつける(落花生の名の所以)。
防除 落花生畑の写真 梅雨時期(6月〜 7月)にはアブラ虫等の発生がよく見られ、葉や茎が縮んでいたり、水やりしても 元気が戻ってこない場合は、その害の可能性が高く、薬局などでアブラ虫やダニ類用殺虫剤を購入し落花生にかける。
収穫 収穫写真 土から引き抜き、収穫した落花生。
落花生は種を播いてから130 〜 135日で収穫できる(収穫したての落花生を茹でて食べる場合には、ここからさやを取って使う)。
料理 乾燥写真 落花生をおいしく食べるには、じっくり乾燥が大切。乾燥には、堀り取った落花生の土を落とし、さやのついたほうを上にして一週間から10日ぐらい天日で干し、またさやを取り、風通しの良い場所でシートの上に広げる。さやからコロコロ と音がするようになればできあがり。網袋に入れて吊るすなどして保管すればよく乾燥して長期保存も可能。